豊かな人生のための遺言

こんにちは、原田崇企行政書士事務所代表の原田です。

本日は遺言についてお話しいたします。

 

遺言と聞くと、まずはマイナスなイメージを持たれる方が多いのではないでしょうか。

遺言とは、自分の死後に自分の財産などをどのように処理するかを予め決めておくことです。

従って自分の遺言を残すということは自分の「死」を意識するということですので、当然いい気分にはならないでしょう。

 

しかし私は、遺言は遺言者自身の「今この時の人生」をより豊かにしてくれるというプラスのイメージを持つこともできるのではないかと考えます。

まず、遺言にあたっては自分の財産等の把握を行いますが、それは同時にこれまで自分がどのように生きてきたかという軌跡を再確認することにもなります。自分のこれまでを深く見つめ直すことで、これからの人生をどのようなものにしていくのかを考えるきっかけにもなります。

また、後々のことまで予め決めておくことで、面倒な心配事を一切解決し、心置きなく日々を楽しむことができるようになります。さらに言えば遺されるご親族の方の安心にも繋がるでしょう。

 

そういった意味でも、遺言はまだまだ「死」とは遠い、お元気な方にこそ遺言を残すことを前向きに考えていただければと考えます。 遺言はその重要性ゆえ、書き方に関して厳密なルールがあります。そのため、心身が弱ってきてからでは作成が難しくなってしまうということも多々あります。

元気なうちに、納得のいく遺言を作って、今後の豊かな人生に乗り出していくというのは素晴らしい選択だと考えます。 また遺言は遺言者が単独で容易に撤回することもできますので、一旦作ったからといってそれに縛られるものではありませんので、その点もご安心ください。

 

自筆証書遺言、公正証書遺言などの方式や具体的な書き方についてはまた次の機会にお話ししようと思います。

それでは、ご関心を持たれた方はお気軽にお問い合わせ、ご相談くださいませ。

 

原田崇企行政書士事務所  代表 原田崇企